僕がランニングシューズと登山靴を一気に買った理由

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僕がランニングシューズと登山靴を一気に買ったのは、必然だった。
今年の冬、僕は三つの雪山に登った。乗鞍岳、荒島岳、そして武奈ヶ岳。どれも、白くて静かで、やさしくて、そして厳しかった。

それぞれの登山のあと、僕は決まって「どか飯」を食べた。下山して風呂に入って、火照った体をクールダウンさせると、脳が「頑張ったから、いいよね」とでも言ってくる。僕はその声に、毎回まんまと従った。カツ丼とか、から揚げ定食とか、時にはラーメンとチャーハンのセットとか。炭水化物は正義、みたいな勢いだった。

気がつけば、体脂肪率が20%を軽く超えていた。これまで15%を切っていたのにだ。最初は体重計が壊れたのだと思った。古いものだったし、冬の寒さでおかしくなったのかもしれない。そう思って、新しい体重計を買い直した。届いたその日、早速乗ってみた。結果は…変わらなかった。つまり、これは「機械の誤作動」ではなく「現実」だった。

「これはまずい」と思って、ランニングを再開した。ところが、走るたびに膝が痛む。明らかに負担が来ている感覚があった。使っていたのは、アルトラのローンピーク7。軽くてソールもやわらかい。トレイルには良いけれど、ロードの硬さには向いていないのかもしれない。着地の衝撃がダイレクトに膝に伝わってくる。

それに、思い出したことがある。去年の秋、黒部五郎岳に登ったときも、このローンピーク7を履いていた。登山そのものは素晴らしかった。だけど、山頂付近のゴロゴロした岩の道を歩くとき、足裏にじわじわとした疲労がたまってきた。やわらかいソールは、岩の凹凸をそのまま足に伝えてくる。登山靴のような硬いソールなら、多少のゴツゴツは靴が吸収してくれる。あのとき、僕は「これは北アルプス用の靴じゃない」とはっきり思った。

だから、いつかは買おうと心に決めていた。スポルティバのアカシャ2。しっかりしたソールで、北アルプスのロングコースにも耐えられる設計。それでいて、重すぎず、岩場にも強い。僕のスタイルにぴったりの一足だった。

そして今回、AIに相談したら、ランニング用にはHOKA Clifton 9をすすめてくれた。調べてみると、なるほどと思う。クッション性が高く、それでいてブレにくい。膝にやさしい。それを聞いて、僕は決めた。

登山靴も、ランニングシューズも、両方買おう。

石井スポーツで、ふたつの靴を手に入れた。スポルティバのアカシャ2と、HOKA Clifton 9。どちらも目的が明確で、今の僕に必要な靴だった。

今年もまた、北アルプスのロングコースに挑戦したい。黒部、槍、そして剱。登りたい山が、まだまだある。
そのためには、ロードを走り、体をつくり直さないといけない。

すべては、山のために。
ふたつの靴は、その決意の象徴みたいなものだった。

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